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プロダクトライン(再利用型)プロセスによる製品開発実践

概要

 近年、ユビキタスコンピューティングというコンセプトのもと、ソフトウェアの多機能化、ネットワーク化、高性能化、複雑化が進みつつある。とりわけ電化製品に組み込まれるソフトウェアは、魅力ある商品展開や頻繁なリニューアルへ迅速に対応することが急務であり、ソフトウェアの拡張性だけでなく効率的な再利用性を確保する必要が高まっている。
 従来、これらの問題へ対処するため、プロジェクトマネジメントのプラクティスが体系化/実践されつつある。しかし、再利用を頻繁に繰り返す開発では、単独プロジェクトを成功に導く技術より、プロジェクト横断的な管理/開発技術が強く求められる。
 ソフトウェアプロダクトラインは、ソフトウェア工学面、技術管理面、組織管理面で再利用を戦略的に展開するためのソリューションである。本講座では、プロダクトラインのソフトウェア工学的側面にフォーカスし、共通性と可変性に着目しながら再利用性の高いソフトウェアを開発する手順を解説する。

目標

  • プロダクトラインの基本的概念
  • 変化点の抽出とフィーチャモデリング
  • 再利用を前提としたソフトウェア開発におけるUML適用事例

前提条件

  • UMLの基本的な利用知識
  • オブジェクト指向言語(C++,Java)の利用知識
  • 開発プロセスまたはプロジェクトマネジメントの基礎知識

研修内容(2日間)

  1. 基礎概念
    1. ソフトウェア再利用
    2. ソフトウェア設計手法:COMET
    3. オブジェクト指向の基礎
    4. 進化型エンジニアリングプロセス
    5. プロダクトラインにおける開発フェーズ
    6. 他の開発プロセスとの比較
  2. プロダクトラインにおける要求、分析、設計モデリング
    1. ユースケースモデリング
    2. 共通性/可変性分析とフィーチャモデリング
    3. 静的モデリング
    4. 動的モデリング
    5. プロダクトラインにおけるFSMと状態図
    6. フィーチャ/クラス依存性のモデリング
    7. プロダクトラインアーキテクチャ設計
    8. アプリケーションエンジニアリング
  3. ケーススタディ:電子レンジ・プロダクトライン開発
    1. 問題記述
    2. ユースケースモデリング
    3. 静的および動的モデリング
    4. プロダクトラインの進化
    5. フィーチャとクラスの依存関係分析
    6. 設計モデリング
    7. アプリケーションエンジニアリング