DFSS
DFSS(Design for SixSigma)による品質改善
概要
システム/ソフトウェア開発では、品質/日程などビジネスに直結した問題を抱えることが多い。これらの問題に対し、経営を含めた改革をも考慮し、抜本的な対策を実施する手法として、DFSS(Design for Six Sigma)がある。このDFSSは、顧客視点でかつコストベースのアプローチにより、他の方法では改革できなかった問題に対する対策が可能となる。当講座では、ツールの学習も含め、DFSSを利用したシステム開発の品質改善、効率改善等の手法を学ぶ。
目標
DFSS(Design for Six Sigma)を利用した品質改善手法を理解できる
改善ツールを利用し、システム/ソフトウェア開発の品質問題に対処できる
プロジェクトの品質計画が作成できる
事前条件
システム/ソフトウェア開発の経験のある方
対象者
システム開発/ソフトウェア開発におけるDFSSを学びたい方
システム/ソフトウェア開発のプロジェクトマネージャ/品質改善担当者
抜本的にシステム/ソフトウェア開発の品質改善を実施したい方
研修内容
形式:座学+演習
時間:合計4日間
目次
DFSS/シックスシグマ
DFSSの効果
顧客視点でのアプローチ
コストによるビジネス判断
定量的データに基づく解析
トップダウンによる活動
DMADVサイクルを使用したプロセス改善
ツールを幅広く活用
ブラックベルト(BB)を始めとした独自の役割分担
改善ツール
QC7つの道具
新QC7つの道具
FTA
FMEA
QFD
DRBFM
実験計画法(DOE:Design Of Experiment)
直交表
BSC(バランススコアカード)
KM(ナレッジマネージメント)
システム/ソフトウェア開発における定義フェーズ
定義項目
システム/ソフトウェア開発における測定フェーズ
測定項目
測定方法
システム/ソフトウェア開発における分析フェーズ
問題分類
原因の分析
システム/ソフトウェア開発における設計フェーズ
改善項目
システム/ソフトウェア開発における検証フェーズ
検証方法
ケーススタディ
事例1:効率が上がらないプロジェクト
事例2:品質が上がらないプロジェクト
進行
1日目午前:
DFSS/シックスシグマ:DFSS(Design for Six Sigma)が発展した背景 及び どのような場合に有効かを学習する
定量的データに基づく解析:人の感性で問題の把握すると、実態と乖離することがしばしば発生する。なぜ、そのようなことが発生するのか、またそのための対策として定量的分析の重要性について学習する
DMADVサイクルを使用したプロセス改善
1日目午後:
ブラックベルト(BB)を始めとした独自の役割分担
改善ツール:QC7つ道具、FTA(Fault Tree Analysis)
2日目午前:
改善ツール:FMEA( Failure Mode and Effect Analysis )、QFD(Quality Function Deployment:品質機能展開)、直交表など
2日目午後:
システム/ソフトウェア開発における測定フェーズ:DMADVのMフェーズ(Measure:測定)において、システム/ソフトウェア開発をどのように進めるかを学習する。
3日目午前:
システム/ソフトウェア開発における分析フェーズ:DMADVのAフェーズ(Analyze:分析)において、システム/ソフトウェア開発をどのように進めるかを学習する
システム/ソフトウェア開発における問題(バグ)の原因の分析方法について学習する
3日目午後:
システム/ソフトウェア開発における設計フェーズ:DMADVのDフェーズ(Design:設計)において、システム/ソフトウェア開発をどのように進めるかを学習する。
システム/ソフトウェア開発における問題(バグ)の改善項目の検証方法
4日目午前:
ケーススタディ(事例)演習1:効率が上がらないプロジェクト
4日目午後:
ケーススタディ(事例)演習2:品質が上がらないプロジェクト
全体纏め