LeanSoftwareDevelopment
リーンによるソフトウェア開発の基礎と実践
概要
コンカレントエンジニアリングやリエンジニアリング、コアコンピタンスやアジルコンペティション等、経営や開発・生産・流通等の分野で多くの概念が繰り返し提案されてきた。一方、これら概念が生まれる以前から、長年に渡り生産現場で培われ、製造現場の基礎を築き、企業競争力を高めてきたのが「リーン生産方式」である。この考え方はこれら多くの概念から引用され現在も多大なインパクトを与えている。一つの具体例は「リーンスタートアップ」であり、リーン生産方式の考え方を実践することにより、旧来の大企業に依存しない小さな新規事業を多くのIT先進企業へと成長させた。近年、この考え方は「リーンソフトウェア開発」として構成され、いわゆるアジャイル開発の一つにカテゴライズされ、既存の多くのソフトウェア開発の現場で利用しやすい方法としてまとめられた。
本セミナを受講することにより、IT技術の活用を前提とした、既存企業内部での新事業または新規企業立ち上げの最新の進め方である「リーンソフトウェア開発」を理解することができる。
目標
既存の開発プロセスおよび開発方法論との違いを理解する
リーンソフトウェア開発にて実践する考え方を網羅的に理解する
リーンソフトウェア開発を現場で実践する上での問題をあらかじめ抽出する
対象者
ソフトウェア開発を管理する現場マネージャ
ソフトウェア開発を実践する現場リーダ、開発担当者
前提条件
リーンスタートアップまたはソフトウェア開発プロジェクトマネージメントの知識
一般的開発プロセスまたは社内開発プロセスに関する知識
研修内容
リーンソフトウェア開発概要
構築検証→計測→ピボット(方向転換)
既存ソフトウェア開発との違い
リーン生産方式からリーンソフトウェア開発へ
7つの原則と7つのムダ
リーンソフトウェア開発の基礎
無駄を排除する
学習効果を高める
決定をできるだけ遅らせる
できるだけ早く提供する
チームに権限を与える
統一性を作り込む
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実践事例研究
車載ソフトウェア開発
IT先進企業開発
付録:用語解説