RTOS Programming
RTOSプログラムの高品質設計
RTOSプログラムの高品質設計
概要
RTOSを使った組込みソフトウェアにおいて、パフォーマンスを重視したプログラミングは大切です。しかし、製品の品質を維持するためには、保守性・再利用性を考慮した、高品質なプログラミングが望まれます。
設計者の意図を踏襲し高品質なプログラム実現のためには、言語のコーディング規約などだけではなく、保守性と信頼性を備えたプログラムの実装方法の習得が必要となります。本コースでは、C言語による保守性・信頼性を考慮した実装方法について、具体的な例を交えながら学習してゆきます。
目標
高品質なプログラムを実現するための、実装の要点を理解する
保守性・信頼性を考慮したプログラミング方法を習得する
前提条件
C言語の構文スキルがあること
組込みソフトウェアの実装経験があること
リアルタイムOSの使用方法の概略を理解していること
対象者
組込みソフトウェア開発技術者
研修内容
リアルタイムシステムを考える
リアルタイムOSを使うメリット
リアルタイムOSプログラムの難しいところ
保守性の高いプログラムを考える
保守性とは何?
C言語におけるstatic属性
ファイルスコープを利用する
安全なタスク間のデータ共有を考える
globalデータによる共有
リアルタイムOSのAPIを使ったデータ共有
オブジェクトによるデータ隠蔽
具体的な例で考える
リングバッファを使ったタスク間データ共有例