DSM Introduction

DSMによるアーキテクチャ改善概論

概要

既存のプロジェクトマネジメントや開発方法論で提唱されている内容は、大規模または複雑なソフトウェア構造に起因する開発進捗の停滞を解消することは不可能となっています。これには様々な理由が考えられますが、実際のソフトウェアを分解・分析し、どのように改善していくかの作業を抽出する観点が薄いことが最も大きな理由と考えられます。既に開発が終盤に近づき、大規模化・複雑化しているソフトウェアを廃棄し、新たに作り直すことは、通常の開発スケジュールではありえません。特に、プロダクトライン型開発では、ソフトウェアのシリーズ化において、アーキテクチャを維持&進化させていくことは、既存のIDEやソフトウェアメトリクス、UMLなどのオブジェクト指向技術の適用に限界があります。このような状況の中、既存のソフトウェアを延命しつつ、コアとなる資産を切り離し、ソフトウェアを再構築するための手段として、DSM(Dependency Structure Matrix/Design Structure Matrix)の実績が報告され、有効性が認められつつあります。本セミナーでは、DSMの基本を手始めに、アーキテクチャ改善の基本的な考え方を網羅的に理解し、アーキテクトとしてのスキルを効率よく学習することができます。

※DSMの概要については、こちらの記事を参考にしてください。

※DSMによる分析を行うツールには、Imagix4D / Lattix / Understand等がございます。

目標

前提条件

対象者

研修内容